その他の保険について - 保険相談 見直し.jp - 山口 ｜ 東海総合保険事務所

アパート経営を考えています。孤独死の清掃費用などのリスクに備える保険はありますか？

【ご相談事例】

アパート経営を考えています。
最近、高齢者の一人暮らしが増えていますが、孤独死などがあると清掃費用がかなりかかると聞きました。
こうしたリスクに備える保険はありますか。

【ご回答】

高齢化が進む中、孤独死の件数も増加しており、アパート経営では入居者の「孤独死」による経営リスクが増しています。

孤独死の場合、死後しばらくしてから発見されると、室内に異臭が漂ったり、汚れが残ったりするケースがあります。

こうした原状回復費用は、連帯保証人や相続人に請求できますが、身寄りのない入居者の場合には、大家さんが高額な現状回復費用を負担しなければならないケースもあります。

また、原状回復費用のほかに、新しい入居者がなかなか決まらないケースや、家賃を下げて入居者を募集するケースもあり、大家さんには経済的な負担が増します。

そこで、保険会社は、火災保険に「家主費用補償特約」など、大家さん向けの特約を用意しています。家賃収入補償特約をご契約いただく場合に、ご契約いただけます。

家主費用補償特約の補償内容は、賃貸住宅内で孤独死など発生した際に、家主が負担する空室期間や値引期間が発生したことによる家賃の損失、原状回復費用、遺品整理等費用を補償します。

また、家賃の損失については、空室期間と値引期間を通算して賃貸借契約が終了した日から「12カ月を限度」などの制限もあります。

特約の名称や詳細な補償内容は保険会社によって異なるため、火災保険を契約する際に確認をしておくといいでしょう。

※本記事は、記事作成日時点での情報です。
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